2017年2月21日から23日まで開催されたIBM Connect 2017が終わり日本に帰国しました。
これから何回かに分けてIBM Connect 2017のフィードバックブログを書いていきたいと思います。
IBM Connections PINK
IBM Connect 2017基調講演で初めてIBM Connections PINKの存在が発表されました。
また20日に行われたIBM Connect 2017 HackathonのイントロダクションとしてIBMのJason Roy Gary氏によるIBM Connections PINKのテクノロジーに関しての説明がありました。
それによるとIBM Connections PINKは今までのIBM Connectionsと全く違うテクノロジー、哲学をもって再構築されており、従来のIBM Connectionsと全く異なる設計を持つことになります。
具体的なところでは、
・マイクロサービスベースのアーキテクチャ
・ad-hoc利用するアプリ連携をサポ―ト
・JSONベースのモダンAPI
・graphQL
・Modern CI-CD
・StrongLoop / IBM API Connect (node.js/express)
・SWIFT / GO
・React.js
・MongoDB
・Redis
・Nginx
・Docker
というテクノロジーやコンセプトに基づいて開発されています。
上記にあるようにデータベースはSQLですらなくなりMongoDBを利用するようです。
また、Jason Roy Gary氏がIBM Connect 2017の最終日のセッション「Ask to the developer」で解答していた際のある言葉が印象的でした。
「IBM Connections PINKでは我々はソフトウェアをあなた達のために作るのをやめました。あなた達と作るのです」
様々なセッションを通じ、彼のあの言葉の裏付けとなっているテクノロジーがgraphQLであり、Dockerであり、LiveGridでありMicroserviceであることを今回学ぶことが出来ました。
正直なところ、Docker、MicroserviceやLiveGridなどの正確な内容を把握できておらずまだまだ勉強が必要なのですが、今後IBMからこれらのテクノロジーに関しての多くの情報が発信されていくのだろうと期待しています。
Dominoはどうなるの?
マイクロサービスで様々なアプリがつながるようになりまさに「あなた達と作る」環境が整備されていくなか、これらのテクノロジーにDominoは取り残されていくのでしょうか?
自分がIBM Connect 2017に参加してイメージしたDominoでは、Dominoもマイクロサービスの一つとなり様々なサービスと疎結合していく未来の姿です。
そのためにOpenNTFで現在進められているプロジェクトにSmartNSFというものがあります。

こちらのプロジェクトはOpenNTFのチェアマンであるChristian Gudemann氏によって進められていますが、このSmartNSFを使うことによって簡単にDominoのデータをMicroservice化して活用することが出来ることを目指しています。
OpenNTFといえばオープンソースだから容易に手を出しにくいと考えがちですが、いままでのOpenNTFの活動から考えて、SmartNTFの方向性はよっぽど間違わない限りゆくゆくはDominoのFeature Packに取り込まれていくのだろうと考えています。実際はまだスタートしたばかりのプロジェクトなのでこの考えは時期尚早かもしれませんがDominoの未来を語る上で今一番期待してもいいのではないかと思います。



