【XPages】 xe:jsonRpcService の使い方と考察

xe:jsonRpcServiceってなにやつ?

今回はExtension Libraryに搭載されている xe:jsonRpcServiceに関して日本語で解説がほとんど見当たらなかったのでブログに書いてみます。

xe:jsonRpcServiceはDomino Designerの右コントロールの「データアクセス」 →「リモートサービス」をXPagesにドラッグしてやることで作成することが出来るコントロールです。

jsonRpcService

とても軽量、シンプルな通信プロトコル JSON-RPC

でも使い道がいまいちよく分からないDomino技術者の方も多いと思います。そしてよく分かっていない内の1人だった自分が今回、jsonRpcServiceについて調べてみました。

まず、jsonRpcServiceはRPCの名が入っている通り、クライアントとサーバー間でリモート処理を実行したりするんだろう、と推測できます(RPC=リモートプロシージャコールの略)

そしてJSON-RPCはそれ自体が新しい規格であり、そのデータの受け渡しにJSONを利用したプロトコル(現行バージョンは2.0)ということです。

実際にはJSON-RPCでは以下の様なデータがやり取りされます。

とてもシンプルで軽量なプロトコルというのも納得ですね。

XPagesのjsonRpcServiceコントロールも同様に、できる限り軽量な構成になるようにデザインされており、クライアント・サーバー間で呼び出されたデータのみを送信し、返信されたデータのみを受信するといった軽量な処理が行えるコントロール、ということです。

ただ正直なところ、XPagesには部分更新イベントという便利な機能があるので、結果だけを見ると同等な実装が出来てしまうと思います。ではなぜjsonRpcServiceが必要になるのか?恐らくリモート処理がとても軽量に作られているということが一番の特徴だと思います。

例えば、株価の値を刻一刻と自動更新するようなアプリケーションを作りたいといった場合、XPagesの部分更新イベントを一分おきに発生させるというのはちょっと大掛かりな気がするのでもっと軽量な処理で実装したい、といったケースで役に立つのではないでしょうか。

 実際に使ってみた

jsonRpcService を使ったとってもシンプルなサンプルはこんな感じです。

6~10行目でJSON-RPCの関数を定義しています。ここではgetUserName()。処理内容はサーバーサイドJavascriptで記述できます。
そして13行目にボタンを配置してonclickイベントでクライアントJavascriptを書いていますが、service.getUserName();とすることでJSON-RPCのリモート関数を呼び出しを行っています。

このようにxe:jsonRpcServiceでリモート関数を定義すると自動でクライアントJavascipt関数が用意されているというところが肝ですね。

上記のサンプルでは関数の引数は使っていませんが、もちろん引数を持たせることも可能です。
引数を持たせて足し算の計算をさせたサンプルがこちらです。

ハイライトしている7,9,10,18行目を見て頂くとわかると思います。

 

どれだけ軽量なの?

それでは、実際にjsonRpcServiceがどれほど軽量か上記のコードをFirefox Firebugを使って確認してみます。jsonRPCService_add

上記のXPagesをFirefoxで読込み、Firebugを起動、「Net」のタブを開いておきます。そして「足し算」ボタンを押した時に追加される通信データを確認します。

 

 

 

以下の画像がその時のFirebugの表示結果です。

jsonRPCService Firebug

おぉ、データサイズわずか44バイト!! 軽っ!

実際にどのようなデータがやりとりされたのかもFirebugで確認してみます。

まずはPostデータ

jsonRpcSercie Post Param

ふむふむ、「"jsonrpc": "2.0"」 というようなプロトコル情報も省略されており本当に必要な情報のみがPostされています。

つぎにResponseデータ。

jsonRcpSercie Resqonse Param

やはり必要な結果のみがResponseデータとして返ってきています。

ちなみに同等の処理をXPages 部分更新で行いましたが、Postデータ、Responseデータ共にこれほど軽量な処理をさせることは出来ませんでした。また、XPagesの部分更新では”計算結果フィールド”のみを部分更新させるといった場合でも<span>タグ付きで値が返ってきたりと、クライアント側でのデータ再加工を行いたいというような場合、値だけを返すjsonRpcServiceのほうがプログラミングが楽になりそうです。

 jsonRpcServiceを利用する時の注意点

以下のサンプルコードをみてください。

上記のコードはこちらのStackoverflow で質問と一緒に公開されたコードです。
ハイライトされた9,10,20行目を見て頂くと、このコードの作成者はjsonRpcServiceのリモート関数を使ってXPagesで読み込んでいる文書を保存、返り値にTrueを返す、という処理を行いたいのだろうと推測できます。

ただ、このコードは意図した動きをしません。

今回の記事をここまで呼んで頂いた方々にはすでに察しが付いていると思いますが、jsonRpcSerivceはあくまでJSONによってデータをやり取りしていますので、9行目のgetComponent("inputText1").getValue() というのは解決が出来ない情報になってしまいます。

同様にXPages上に存在するdocument1というデータソースも取り扱うことができません。引き渡したいデータがあれば、xe:remoteMethodArg 引数を使って明示的にJSONデータに含めないといけないということです。

このように、jsonRpcServiceはXPagesで読み込んでいるデータソース文書を保存したりする処理には向いていないように思います。(出来ないことはないはずです)

jsonRpcServiceはデータの読み出し専用が得策?

このstackoverflowの回答者も言っていることですが、上記の理由からjsonRpcServiceはデータの読み出し専用として利用することが最良であるかもしれません。

以下、jsonRpcServiceを利用したらいいかもしれないシチュエーションとして

  • 会社の株価を定期的に自動更新するようなプログラム
  • 新しいユーザーを登録する際にすでに同じユーザー名、Emailがないかどうかを問い合わせるプログラム
  • サーバーからのレスポンスデータをクライアントサイドJavascriptで操作、加工したい場合

などに適していると思われます。

いかがでしたでしょうか?

jsonRpcSerivceの特徴を把握してXPages開発の選択肢の1つとして覚えておいてもらえればと思います。

 

 


XPagesでIEの互換表示ではなくIE8に強制表示する方法

ie日頃から”IEはこの世界から消えてなくなれ” と考えている私ですが、仕事ではやはりIEでのサポートが必須である場合がほとんどで、時に開発者として「IEさえなければ、IEさえなければ・・・」などとブツクサいいながらIEの下位バーションでテストを行っていたりします。

そんなIEですが、IE8ぐらいになってくるとかなりJavascriptやCSSのサポートが幾分マシになってきます。 しかしIE8から次に厄介な問題としてIEの互換表示という機能があります。

IE8で動作するように開発したページなのに、クライアントから「なんかレイアウトが崩れているんですけど・・・」なんて電話が、、、よくよく調べてみるとIE8互換表示モード(IE7)でブラウジングしていたのが原因だった、なんてケースです。 (消えてなくなれIE! )

IE8が出た当時は下位互換への救済措置だったりしたわけですが、IE11の今のご時世では混乱を招くもとになっているばかり。

前置きが長くなりましたが、今回の本題、

XPagesでIE8互換表示ではなくIE8に強制表示する方法

まず、状況の整理をすると、IE8で表示できるように開発したページであってもIE8互換表示で表示されることがあります。

[list_marked]

  • IISから指定されている
  • イントラのグループポリシーで設定されている
  • [/list_marked]

    というような場合です。 また嵌りやすいのがIE8はデフォルトで、”互換表示でイントラネットサイトを表示する”にチェックが入っているという点です。

     こういった場合、一般的にWEB開発者は

    [list_marked]

  • DOCTYPE宣言で指定
  • metaタグで指定
  • web.configなどのHTTPレスポンスヘッダーで指定
  • [/list_marked]

    という方法でIE8互換表示ではなくIE8に強制表示させるようです。

    ここではXPagesをつかってHTTPレスポンスヘッダ-を直接操作する方法を書いてみます。

    以下のコードをXPageのbeforeRenderResponse イベントに記載します。

    var exContext = facesContext.getExternalContext();
    var resp = exContext.getResponse();
    resp.setHeader("X-UA-Compatible", "IE=8");

    こうすることで描画をIE8で強制的に表示することが可能になります。

    xpagesのbeforeRenderResponse画面

    また、特定のIEのバージョンに限って制御を行いたい場合、以下のように context.getUserAgent() を使って制御文を書くことが出来ます。

    if (context.getUserAgent().isIE(8, 8)) {
      var exContext = facesContext.getExternalContext();
      var resp = exContext.getResponse();
      resp.setHeader("X-UA-Compatible", "IE=8");
    }

    ここでは、「IE8の場合からなず互換表示ではないIE8で動作させる」としています。

    なお、IE8でどのモードで描画しているのか確かめるためにはF12を押して開発者ツールを立ち上げて確認できます。

    IE8互換モードの切り替え画面

    IE互換表示の対応で苦戦している人は是非上のコードを試してみてください。


    XPagesでJSONをパースしよう、 fromJson関数の使い方

    今更聞けないJSONって何?

    JSON(ジェイソン、JavaScript Object Notation)は軽量なデータ記述言語の1つである。構文はJavaScriptにおけるオブジェクトの表記法をベースとしているが、JSONはJavaScript専用のデータ形式では決してなく、様々なソフトウェアやプログラミング言語間におけるデータの受け渡しに使えるよう設計されている。

    引用:Wikipedia

    論より証拠。 JSONってこんな形式です。

    [
        {
            "勇者": [
                "隼の剣",
                "光の鎧"
            ]
        },
        {
            "格闘家": [
                "鉄の爪"
            ]
        },
        {
            "魔法使い": [
                "いかづちの杖",
                "水の羽衣"
            ]
        }
    ]

     Javascriptのオブジェクトの表記法と配列を組み合わせてとってもシンプルにデータ格納してしまおうということですね。正直、開発者にとってはXMLよりJSONのほうが好きな人のほうがおおいんじゃないでしょうか。

    さて、ここから本題です。

    XPagesのサーバーサイドJavascriptでJSONをパースするには

    SSJSってサーバーで動くJavascriptだよね、だったらJSONもJavascriptのフォーマットだし扱い得意だよね、と当然思う方も多いと思います。

    実際、XPagesではJSONをパースさせるのに幾つか方法があるようです。

    1. eval() 関数を使う。 XPagesの標準関数であるeval()を使ってお手軽にパースすることができます。こちらの例ではビューのカラムに表示させるコンテンツを文書毎にもつJSONのフィールドから一度パースして表示させています。 中々軽量でいいと思います。
    2. XPagesに標準で実装されているランタイムライブラリ、com.ibm.commons.util.io.json を使う。これはほぼJavaよりのソリューションになりますが、JsonJavaFactory、JsonParser、Iterator 等を使いパースしていきます。 より高度なJSONデータを扱う必要がある場合には適していると思います。例はこちら
    3. fromJson() 関数を使う。なんとXPagesには標準でfromJson() 関数なるものが存在していました。 これを使えば簡単にSSJSでJSONをあつかえるようになります。

    今回は(3)のfromJson() 関数の扱い方について書いてみます。

    Domino Designerのヘルプに乗ってない !?

    まずこの関数ですが、Domino Designer (バージョン9時点)のヘルプに載ってません。 もう一つJson形式のObjectを文字列に変えるtoJson() 関数も用意されていますが、どちらも載っていません。

    Domino DesignerのSSJSの補完機能を見る限り、

    fromJson(str:string) any

     となり、 strのパラメーターにJSONフォーマットに則した文字列を渡してやると、Javascript Object形式で値が帰ってきます。

    Objectから以下のように値を参照できます。

    var strJsonSimple:String = '{"name":"apple","color":"red","num":"10"}';
    var jsonObjSimple = fromJson(strJsonSimple);
    return jsonObjSimple.name;

    しかし、この場合(青文字の部分)はObjectに"name"という変数(属性?)があるということを前提にプログラミングされています。

    実際は、JSON文字列がObjectになった後、変数もその値もわからないこともあると思います。

    その場合、Javascriptでfor-in文による繰り返しで回してやれば値の取得が可能になります。

    例として、冒頭で上げたJSONをXPagesでパースして表示しているサンプルを掲載します。 Objectに配列を持つという組み合わされた構造のJSONを以下のようにパースしています。

    var strRet:String = "";
    var strJson:String = '[{"勇者": ["隼の剣","光の鎧"]},{"格闘家": ["鉄の爪"]},{"魔法使い": ["いかづちの杖","水の羽衣"]}]';
    var jsonObj = fromJson(strJson);
    
    for(var char_num in jsonObj){
    
    	var charEntry = jsonObj[char_num];
    	for(var char_name in charEntry){
    		strRet += "キャラクター"+char_num+": "+ char_name +"
    ";
    
    	    var charEquipment = charEntry[char_name];
    	    var equipments = @Explode(charEquipment, ",");
    		for (var k = 0; k < equipments.length; k++){
    			strRet += "  装備"+(k+1)+" = "+equipments[k]+"
    ";
    		}
    
    	}
    }
    return strRet;

    計算結果フィールドに入れた結果はこんな感じです。

     fromJson


    [XPages] クライアントJavascriptにサーバー側の値を埋め込む方法

    前回の続き

    前回、Radio Button Groupコントロールで生成されるラジオボタンの値をクライアントJavascriptで取得する方法を説明しました。(記事はこちら) その時に、

    var chkRadioMember = dojo.query("input[name$='#{id:radioGroupMember}']");

     というように#{id:hogehoge} というクライアントJavascriptではなさそうなソースコードが出てきました。

    前回のブログでは、この#{id:hogehoge}というフォーマットで記述されたコードはHTMLがブラウザに表示される前にサーバー側で ’view:_id1:radioGroupMember‘ といった値に動的に変換されることになっています、と解説しました。

    今回は、この#{id:hogehoge} の意味を紐解くと共に、ちょっとディープに利用方法を探ってみようと思います。

     

    実は知らない間に使っていた #{} のフォーマット

    #{} の形を色々と探してみると、XPagesでは以下のようなパターンが他にも存在するのを確認できました。

    #{document1.Firstname}
    #{view1}
    #{javascript:sessionScope.myName}
    #{id:firstname1}

    XPagesのソースを覗いた事がある方だったらどれも見た覚えがあるかと思います。

    それぞれ役割が違っていて、

    #{document1.Firstname}  ← Dominoドキュメントをバインドして、フィールドを表示させた時
    #{view1} ← バインドさせたDominoビューを利用する
    #{javascript:sessionScope.myName} ← SSJSで計算をさせたい時
    #{id:firstname1} ← XPagesのIDからCSJS用のIDに変換した値を取り出したい時
    

    というような用途で使いわけていきます。

    もしかしたら、データソースをバインドするような形式はドキュメントやビュー以外にもあるかもしれません。自分の環境では以下のようなデータソースが選択できましたがDocumentとView以外は試していません(汗)
    data-source-binding

     

    CSJSで使える#{} のフォーマット

    #{} はなにかしらサーバーサイドで計算させたい時に利用するものだということは分かったと思います。

    ここでは、どれがCSJSのソースコード中に埋め込む形で使えて、どれが使えないか検証してみました。

    試したコードは以下の種類です。

     <xp:this.script>
      <![CDATA[
        alert("[SSJS]sessionScope.myName は #{javascript:sessionScope.myName}"); ← 動いた
        alert("[SSJS]document1.Firstname は #{javascript:document1.getItemValueString("Firstname")}"); ← 動いた
        alert("[CSJS]firstname1 は "+dojo.byId("#{id:firstname1}").value); ← 動いた
        alert("[SSJS]document1.Firstname は #{document1.Firstname}"); ← エラーになった
      ]]>
    </xp:this.script>

    という具合で、#{document1.Firstname} というようなバインドしてあるDominoドキュメントのFirstnameのフィールドを取得する、という記述はCSJSで使えませんでした。

    しかし、#{javascript:document1.getItemValueString("Firstname")} を利用すると同じ値が取得できているのがわかると思います。

    結論として、CSJSでは

    #{id:hogehoge}

    #{javascript:hogehoge}

    の2つが使えるという結果になりました。

     

    実際、自分がXPagesを見てきて、CSJSに利用されているのは#{id:hogehoge} の記述ばかりです。

    #{javascript:hogehoge} もほとんど見ないです。(というか、実際この検証をするまで使えることを知りませんでした)

    使えるけど、ソースがグチャグチャになってしまうのでCSJSとSSJSを混ぜこぜで使うのは全くオススメできません。

    もしその必要性が出てきてしまったら設計から見なおしたほうがいいのかもしれませんね...


    XPages 開発事例 紹介1

    弊社提案のソリューションがIBMお客様導入事例として紹介されました

    XPagesとXWork Serverを使った新しいWEBアプリの開発・提案

    XPages 開発事例 紹介1弊社、ケートリック LLC と ドリームネットデザイン株式会社様でお客様に提案したソリューションがIBM お客様導入事例として紹介されました。

    導入事例はこちら → IBM お客様導入事例 - ジャンボフェリー株式会社

     

    特徴

    Notes/Domino、XPagesの技術とWEBアプリケーションに特化したXWork Serverライセンスを利用して低価格でより信頼あるシステムを構築しています。

    社内で利用するグループウェアとしてのNotes/Dominoではなく、XPagesの技術を利用して一般向けに公開されたWEBアプリを作ってしまおうというところが特徴的なところになります。

    また、XPagesがモダンなWEBアプリを作成するのに十分な機能を発揮し、OpenNTFに公開されているテンプレートを上手く使うことでより質の高いWEBアプリを短期間で作ることができた事例でもあると思います。

     

    抜粋

    以下、事例で取り上げて頂いている内容の抜粋になります。

    [blockquote] 「入力フォームのデザインを変えたい、乗船予約のオプションを増やしたいなど、開発途中にもどんどん生まれるお客様のアイデアに柔軟に対応できなくてはなりません。その点、IBM Notes/Dominoはアプリケーションの構造からしてほかのWebシステムとは異なります。すでに動いているシステムを止めることなく、機能追加や修正をPCのローカルで行ってテストし、即座にサーバーのシステムに反映できるのが理想です。そんなプロトタイピングを繰り返しながらシステムを完成させていくRAD(Rapid Application Development)開発を体現し、将来的な改善や拡張にもスムーズに対応できるという観点から、XPagesを使うことを提案しました」と田付氏は説明します。[/blockquote]

     

    [blockquote] 予約サイトのユーザビリティーを向上
    システムの開発プロセスにおいても、XPagesが多くのメリットをもたらしました。
    一例として田付氏が挙げるのが、セッション情報の保存機能です。予約システムを利用するお客様は、まず基本情報を入力し、次に予約内容を確認し、最後に確定するといった流れで操作します。Webアプリケーションは一般的に複数ページから構成されており、一連のやりとり(セッション)の情報を維持しながら処理が進みます。すなわち、遷移していくページ間で、確実にデータが引き継がれなければなりません。
    「XPagesはセッション管理を簡単な操作で実現できる機能を標準でサポートしており、開発のリードタイム短縮や品質向上に大きな貢献を果たしています」と田付氏。[/blockquote]

     

    [blockquote] またお客様に向けて、より快適なWebページを提供するという観点から、竹内氏はこのように話します。
    「特にハイシーズンには、お客様がWebページをご覧になっている最中にどんどん予約状況が変わります。最新の状況がどうなっているのか、いちいちページをリロードしなければならないのでは不便です。そこで、今回構築したシステムでは、予約状況の表示部分のみをリアルタイムに更新していく仕組みを取り入れました。こうした快適なWebページを提供できたことも、XPagesを活用したからこその成果です」。[/blockquote]

     

    [blockquote]XPagesは、特定領域のアップデートの指示をボタン一つで設定できるため、例えばその部分だけでも100行を超えるプログラミングの工数を省力化できます。単純な比較はできないと前置きをしつつも、田付氏は「他のプログラム言語を使用した場合と比較して、全体の開発工数は3分の1程度で済んだのではないか」と明かします。[/blockquote]

     

    謝辞

    今回のお客様導入事例を作成するにあたり、ご協力下さいました全ての方々にお礼申し上げます。 本当にありがとうございました。

     

    XPagesDay2013で使用した事例紹介のプレゼン資料


    XPagesDay 2013 【C-3】予約システムをXPagesで構築した提案事例のスライドとコードの公開

    XPagesDay 2013が無事に終わりましたね。

    参加された皆様、講師の皆様、そして運営の皆様、本当にお疲れ様でした。

    やはり、自分のプレゼンはかなり緊張していたようです。
    自宅で行ったリハでは「え~っと」の回数を30回以下まで減らすことができたんですが、本番はゆうに50回は超えていたようです。

    お聞き苦しく感じてしまった方すいません、次プレゼンをする機会があればその時はがんばります (^_^;)

    XPagesDayでの自分のプレゼンテーションのスライドをアップしました。

     

    リンク先はこちら:http://www.slideshare.net/KazunoriTatsuki/c3-xpages

     

    また、スライドの中で利用したDojo GridViewのXPagesコードを以下に貼り付けておきます。

    [toggle title="Dojo GridViewのXPagesコードを表示するにはここをクリック"]

    
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <xp:view xmlns:xp="http://www.ibm.com/xsp/core"
    xmlns:xe="http://www.ibm.com/xsp/coreex"
    xmlns:xc="http://www.ibm.com/xsp/custom"> <xp:div id="div_Schedule_depart"
    styleClass="gridbox">
    <xe:restService
    id="restServiceDepartSche">
    <xe:this.service>
    <xe:viewJsonService
    viewName="[YOUR_VIEW_HERE]" defaultColumns="true"
    contentType="application/json" var="entry"
    formName="[YOUR_FORM_HERE]">
    <xe:this.columns>
    <xe:restViewColumn
    name="DSResvStat">
    <xp:this.value><![CDATA[#{javascript:""; /*予約状況の計算プログラムが入ります*/ }]]></xp:this.value>
    </xe:restViewColumn>
    </xe:this.columns>
    <xe:this.keys><![CDATA[#{javascript:""; /*Viewの絞込のキーワードを返すようにします*/ }]]></xe:this.keys>
    </xe:viewJsonService>
    </xe:this.service>
    </xe:restService>
    <xe:djxDataGrid id="djxDataGridDepart"
    style="width: 100%;height: auto; padding: 1px"
    storeComponentId="restServiceDepartSche" selectionMode="single"
    selectable="false" loadingMessage="検索しています" autoHeight="5"
    jsId="jsDataGridDepart"> <xe:djxDataGridColumn
    id="djxDataGridColumn1" label="ラベル1" field="DSName">
    </xe:djxDataGridColumn>
    <xe:djxDataGridColumn
    id="djxDataGridColumn2" label="ラベル2" field="DSDepartCity"
    width="50px">
    </xe:djxDataGridColumn>
    <xe:djxDataGridColumn
    id="djxDataGridColumn3" label="ラベル3" field="DSDepartTimeStr">
    </xe:djxDataGridColumn>
    <xe:djxDataGridColumn
    id="djxDataGridColumn4" label="ラベル4" field="DSArriveCity"
    width="50px">
    </xe:djxDataGridColumn>
    <xe:djxDataGridColumn
    id="djxDataGridColumn5" label="ラベル5" field="DSArriveTimeStr"
    width="50px">
    </xe:djxDataGridColumn>
    <xe:djxDataGridColumn
    id="djxDataGridColumn11" label="ラベル6" field="DSResvStat" width="auto">
    </xe:djxDataGridColumn>
    </xe:djxDataGrid>
    <xp:scriptBlock id="scriptBlock1">
    <xp:this.value><![CDATA[XSP.addOnLoad(function(){
    dojo.connect(dijit.byId("#{id:djxDataGridDepart}"), "_onFetchComplete",function()
    {
    // 画面遷移先から戻ってきた時に以前に選択された値を選択状態にしておくためのCSJS
    var selUnid = dojo.byId('#{id:scheDepartDSUnid}');
    var grid = dijit.byId("#{id:djxDataGridDepart}");
    if( selUnid && selUnid.value != ""){
    for (var i = 0; i < grid.rowCount; i++){
    theitem = grid.getItem(i);
    dojo.forEach(grid.store.getAttributes(theitem), function(attr){
    if(attr == '@unid'){
    var value = grid.store.getValues(theitem, attr);
    if( value == selUnid.value){
    grid.selection.setSelected(i,true);
    }
    }
    });
    }
    }
    grid.canSort = function(){return false};
    }); });]]></xp:this.value>
    </xp:scriptBlock>
    </xp:div> <!-- GridViewで選択された行のUNIDを格納する隠しフィールド -->
    <xp:inputText id="scheDepartDSUnid" style="display:none;"
    value="#{sessionScope.scheDepartDSUnid}">
    </xp:inputText>

    <!-- 次へ進むボタンを押下時にGridViewで選択された行のUNIDを取得して隠しフィールドに保存 -->
    <xp:div styleClass="enter">
    <xp:link escape="true" id="link2">
    <xp:image id="image15" url="/button-next.gif"
    alt="次へ進む">
    </xp:image>
    <xp:eventHandler event="onclick" submit="true"
    immediate="false" save="true">
    <xp:this.script><![CDATA[var grid = dijit.byId('#{id:djxDataGridDepart}');
    var bSelDept = false;
    var bSelDeptOF = false;
    var items = grid.selection.getSelected();
    if(items.length) {
    dojo.forEach(items, function(selectedItem) {
    if(selectedItem!==null) {
    dojo.forEach(grid.store.getAttributes(selectedItem), function(attribute){
    var value = grid.store.getValues(selectedItem, attribute);
    // alert('attribute: ' + attribute + ', value: ' + value);
    if(attribute == '@unid'){
    dojo.byId('#{id:scheDepartDSUnid}').value = value;
    bSelDept = true;
    }
    if(attribute == 'DSResvStat' && value == 'X'){
    bSelDeptOF = true;
    }
    });
    }
    });
    }

    ]]></xp:this.script>
    </xp:eventHandler>

    </xp:link>
    </xp:div>

    </xp:view>

    [/toggle]

     

     


    XPagesのRadio Button Groupから選択された値をクライアントJavascriptで取得する方法

    Radio Button Groupを使うと簡単にXPagesでラジオボタンを実装することができます。
    サーバーで選択された値を取得するためには、以下のようにデータバインド(Bind)してやることで実装が可能です。

    SessionScopeの変数で値を受けるように設定した場合
    SessionScopeの変数で値を受けるように設定した場合

     

    XPages サンプル今回説明するのは、クライアントサイドJavascriptを使って、現在選択されている値を取得する方法を説明したいと思います。

    右の画像が今回作るサンプルのXPagesのスクリーンショットになりますが、ラジオボタンを選択してボタンをクリックすると、クライアントJavascriptが現在選択されているラジオボタンの値(value)を返す、というものです。 言いかえると、サーバーを介さない本来のJavascriptでよく行うタイプの使い方を実装してみる、という試みです。

     

     まず、Radio Button GroupをXPagesに以下のように配置しました。

    <xp:radioGroup id="radioGroupMember"
        value="#{sessionScope.SelectedName}">
        <xp:selectItem itemLabel="エレン" itemValue="エレン・イエーガー">
        </xp:selectItem>
        <xp:selectItem itemLabel="ミカサ" itemValue="ミカサ・アッカーマン">
        </xp:selectItem>
        <xp:selectItem itemLabel="アルミン" itemValue="アルミン・アルレルト">
        </xp:selectItem>
    </xp:radioGroup>

     

    次に、実際にクライアントJavascriptをトリガーするためのボタンを配置します。コードは以下のようになるとおもいます。

    <xp:button value="" id="button1">
    </xp:button>

     

    配置がおわったら、ボタンを選択した状態で、「Events」タブの [onclick] にコードを記述していきます。
    今回はクライアントJavascriptですので、[client]のタブが選択されているのに気をつけてください。

    サンプルのJavascriptは以下のようになります。

    var chkRadioMember = dojo.query("input[name$='#{id:radioGroupMember}']");
    for(var i=0; i < chkRadioMember.length; i++){
        if(chkRadioMember[i].checked){
            alert(chkRadioMember[i].value +"であります!");
        }
    }
    return false;

     さて、お膳立てはできましたので、早速このコードの解説に移ります。

    このコードの肝はなんといっても一行目です。

    まず、dojo.query を使って効果的にラジオボタンのDOMオブジェクトの取得を試みています。

    dojo.queryの引数に"input[name$='hogehoge']"   とすることで、INPUT要素でname 属性がhogehoge であるDOMオブジェクトを配列で返す、となっています。

    なぜ、このような指定の仕方をしているのか?

    実際にXPagesが生成するHTMLのソースコードを覗いてみると以下のようになっているのが確認できます。

    Firebugを使ってXPagesが生成したHTMLを確認
    Firebugを使ってXPagesが生成したHTMLを確認

    この緑で囲んだ部分 「view:_id1:radioGroupMember」と全て同じ値となっています。

    ですので、INPUT要素でname 属性が「view:_id1:radioGroupMember」となっている全てのDOMオブジェクトを返して欲しいために、このような記述としているのです。

     

    これで、ラジオボタンのDOMオブジェクトを全て取得できましたので、あとはChecked属性が付いている要素を探せばOKです。

    クライアントJavascriptでRadioボタンの値を取得する方法の説明は以上になります。

     

     

    ん、ちょっとまてよ? と思われた方 (ギクッ)

     

    そうなんです、 実は1行目のサンプルコードは

    var chkRadioMember = dojo.query("input[name$='#{id:radioGroupMember}']");

    であって

    var chkRadioMember = dojo.query("input[name$='view:_id1:radioGroupMember']");

    ではないのです。

     

    この#{id:radioGroupMember} という値はどこから来たのか?

     

    実はこの#{id:hogehoge}というフォーマットで記述されたコードはHTMLがブラウザに表示される前にサーバー側で 'view:_id1:radioGroupMember' といった値に動的に変換されることになっています。

     

    今、「はぁ~?」 と思われた方、実際に言っちゃった方、・・・いや、お気持ちはよく分かります。 (ちょっといきなりのブログで難易度高いの選んでしまったとここで後悔)

     

     この部分、次回のブログで詳しく説明していきたいと思います。

     

    今回の例では、上記で作ったRadio Button GroupのコントロールIDを使って#{id:radioGroupMember} と指定している、となっています。

    <xp:radioGroup id="radioGroupMember" ← このID

     

    ちょっと腑に落ちない終わり方になってしまいましたが、是非次回をお楽しみに(苦笑)

    <<こちらに追加の記事を書きました>>

     

    最後に今回使用したXPagesのソースコードを全て貼り付けておきます。

    [toggle title="XPagesの全てのソースコードを表示するにはここをクリック"]

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    
    <xp:view xmlns:xp="http://www.ibm.com/xsp/core">
    
    <xp:radioGroup id="radioGroupMember"
    value="#{sessionScope.SelectedName}">
    <xp:selectItem itemLabel="エレン" itemValue="エレン・イエーガー">
    </xp:selectItem>
    <xp:selectItem itemLabel="ミカサ" itemValue="ミカサ・アッカーマン">
    </xp:selectItem>
    <xp:selectItem itemLabel="アルミン" itemValue="アルミン・アルレルト">
    </xp:selectItem>
    </xp:radioGroup>
    
    <xp:button value="誰だ、貴様は?!" id="button1">
    <xp:eventHandler event="onclick" submit="false">
    <xp:this.script><![CDATA[var chkRadioMember = dojo.query("input[name$='#{id:radioGroupMember}']");
    for(var i=0; i < chkRadioMember.length; i++){
    if(chkRadioMember[i].checked){
    alert(chkRadioMember[i].value +"であります!");
    }
    }
    return false;
    ]]></xp:this.script>
    </xp:eventHandler>
    </xp:button>
    </xp:view>

    [/toggle]

     


    ロータスノーツ xpages

    今年こそXPagesを習得したい方へ、日本でXPagesを始めるための情報サイト

    XPagesを始めるためにまず情報を収集しよう

    「XPagesって知ってるけど、業務が忙しくて中々勉強する時間が持てない」

    「XPagesを勉強しようにも日本語の情報がまだまだ少ないんじゃないの?」

    「XPagesを始めるための環境設定が面倒くさいんでしょ?」

     

    そんなことを思いつつも「今年こそXPagesを使ってみるぞ」とやる気が湧いてこのページに辿り着いた人のために今回はブログを書いてみました。

    IBM XPagesを習得するためのハードルはそんなに高くありません。
    DominoとDomino Designerをインストールするだけで簡単にXPages開発を始めることが可能です。
    XPagesが世に出てすでに5年目、沢山のサイトから情報を収集できるようになりました。自分自身も日本のXPagesコミュニティを知るようになって、実際に本当に沢山の日本語でのXPages情報が上がっていることに驚いています。今回はそんな日本人に役に立つXPagesの情報発信しているサイト、コミュニティを紹介してみます。

     

    カテゴリー

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    スペシャルイベント

    [list_marked]

    • XPagesDay 2013

      XPagesDay 2013 http://xpagesday.com/

      [box_info] まもなく始まるXPagesDay。11月 6日、7日、 8日の 3 日間行われるXPagesのためイベントです。
      前半2日はWEBセッションとなっているため、全国から参加出来るイベントとなっているのが嬉しいですね。
      今年もXPagesの技術をはじめ、DojoやOpen Socialの技術なども含まれた見逃せないセッションが沢山あります。
      ケートリックからも「XPagesによる提案事例」として3日目にセッションを行ないますので興味ある方は是非ご参加下さい。  [/box_info]

    [/list_marked]

     

    コミュニティ

    [list_marked]

    • テクてく Lotus 技術者夜会

      テクてく Lotus 技術者夜会

      http://www.ibm.com/developerworks/jp/offers/events/techtech01/

      [box_info] Domino系の技術者の中でもやはり最近の感心事といえば「XPages」。そんな技術者の方が夜な夜な集まりいろんな情報交換をしている場です。会自体は、前半、後半2つにわかれたセッションがあり、IBMの方やビジネスパートナーの方々が講師をするような形で進行します。合わせて2時間のセッションの後はわいわいと居酒屋で懇親会。 この懇親会を目当てに参加されている方々も多数いるとかいないとか。 私自身も毎月参加させて頂いています。 [/box_info]

    • XPages 技術者 コミュニティー

      XPages 技術者コミュニティー

      https://www.ibm.com/developerworks/mydeveloperworks/groups/service/html/communityview?communityUuid=f7384262-0ce6-4adf-b0fa-7f5e54c6c72a

      [box_info] こちらのコミュニティーサイトでXPages技術者がXPagesに関する情報共有やディスカッションを行っています。なにか分からないことがあればここに質問してみたら答えてもらえるかも [/box_info]

    [/list_marked]

     

    ソーシャル

    [list_marked]

    • XPages Extension Library Japan Facebookページ

      XPages Extension Library Japan Facebookページ

      https://www.facebook.com/extlibj

      [box_info] こちらはXPagesをもっと便利に使いやすくするライブラリである「XPages Extension Library」の日本版を広めるためのフェースブックページです。
      XPages Extension Library Japanに携わっている開発者の方々をはじめXPagesに興味がある方がフォローしています。XPagesを使う上で便利なこのライブラリを使わない手はないので、是非フォローしてホットな情報をキャッチアップして下さい。 [/box_info]

    • IBM XPages Japan Facebookページ

      IBM XPages Japan Facebook Page

      https://www.facebook.com/xpagesjapan

      [box_info] こちらのフェースブック ページではXPagesの情報やIBMのソーシャルビジネスに関する情報が発信されています。 ソーシャルビジネス エバンジェリストのイケヤマ君が肩の力の抜けたいい感じの投稿をしてくれています。[/box_info]

    • XPageDays Facebookページ

      XPagesDay Facebookページ

      https://www.facebook.com/xpagesday

      [box_info] 最初に紹介したXPagesDayイベントのフェースブック ファンページです。 XPagesDayの公式サイトでは触れられていない講師陣の紹介や新しい情報を投稿しています。 XPagesDay開催の最中はこちらでも様々な情報が投稿されるはずですのでフォローしておいて損はなし。[/box_info]

    [/list_marked]

     

    ポータルサイト、Wiki、チュートリアル・記事

    [list_marked]

    [/list_marked]

     

    いかがでしたでしょうか?

    自分も日本のXPagesコミュニティーのことを1年前までほとんど知らなかったので、まだまだ便利なサイトは沢山あるとおもいます。 もしオススメのサイトがあれば是非コメントにて紹介して下さい。

    他にもIBMチャンピオンの方のブログなど様々な有益なサイトが存在しますが、あまり多くなりすぎても良くないのでブログ、Twitter編は次回に回したいと思います。

    実際にブログとTwitter、FacebookでいろんなXPagesの方と会社の垣根を超えて繋がっていけるとXPagesの開発のハードルももっと簡単になっていくとおもいます。 ソーシャルネットワークという便利なツールがある今の世の中ですから是非活用していきたいですね。


    XPagesDay 講師として参加します

    XPagesDay 2013

    XPagesのためのコミュニティイベント「XPagesDay」が今年も開催されます。

    去年は1日だけだったのが、今年はウェブセッションを含めて3日間に大幅拡大!

    開催は2013年11月6,7,8日の3日間

    日本のIBMチャンピオンの方々、XPagesをよく知るコミュニティの方々が講師陣を務めて、今年もXPagesを使った様々なセッションが催されます。

    専用HPからセッションのお申込みが行えます。こちら→http://xpagesday.com/xpagesday.nsf/home.xsp

     

    そんなXPagesのお祭りイベントに、なんと私も講師として参戦させていただくことになりました!!

    自分のセッションは11月8日 14:00から行われる

    「【C-3】ジャンボフェリー 予約システムの事例からみるXPagesを使った提案・開発の概要」

    こちらのセッション、クロージングセッションにも使われるコムチュア株式会社様の会議室をお借りした会場でのセッションです。

    (想像すると、今から既に緊張しています)

    なお、こちらが自分のセッションの概要、

    [blockquote]Notes/Dominoは社内向けのグループウェアであるという常識を打ち壊します!
    実際に一般利用者向けに稼働しているジャンボフェリー 株式会社様の予約システムの導入事例を元に、提案、開発の手法を開発者自らご紹介します。

    全くNotes/Dominoを知らないお客様に、どのようにXPagesを使ったWEBアプリケーションを提案していったのか。
    一般向けのWEBアプリケーションでよく見る「アカウントの自動登録」や「ポップアップ式のログインフォーム」、「ショッピングカートのようなページをまたいだ予約」、「リアルタイムな予約状況の確認」などをXPagesでどのように実装していったのかを易しく解説していきます。

     田付 和慶 (KTrick合同会社)[/blockquote]

    その他のセッションなど詳細情報はこちらのページまで → http://xpagesday.com/xpagesday.nsf/sessions.xsp

    自分のセッションでは、XPagesを使えばこんな新しいシステムが出来てしまう、ということを少しでもお伝え出来たらと思っています。

    世間では様々なRAD 【 Rapid Application Development 】 な環境が整ってきていて、個人的に好きなCakePHPもそうですが、そんな流行りのフレームワークにも負けないXPagesの優位性や拡張性を解説していく予定です。

    このセッションの後に少しでも多くの方が、XPagesを使ってなにかアプリケーションを作ってみたいと思ってもらえるように頑張ります。

    またシステム開発の打合せの場面で、XPagesを使った提案が少しでも増えるようになるといいですね。

     


    GETメソッドのパラメータからxPageの挙動をコントロールする方法

    他のページからジャンプしてきた時に、xPageの表示内容を変更したい時などに役立つ知識だと思います。

    引用元のブログではGETメソッドのパラメータを使って表示するカテゴリのフィルタリングを行っています。

    What this code does is before the page has loaded it looks at the URL and finds the location= part and if it exists it puts whatever the value is into a sessionscope variable called &apos;locationfilter&apos;. Session Scope is a special scope where you can add variables that only last for the duration of the users session. As soon as they close their web browser the session scope variables are lost. There is also an Application Scope and a Page Scope that you can use to store these values. Heres how the code will look in the source view of your xpage, you can see the resource for the server side script library and the beforePageLoad script. As you get more advanced in XPages you may find yourself writing code directly in the source view.

    引用元: Dec's Dom Blog :: Learning XPages Part 20 : Restricting The Repeat To A Single Category.

    実際、GETメソッドのパラメータをbeforePageLoadイベントでチェックするのに

    var cgi = new CGIVariables();
    var param = cgi.getURLParam("Location");
    if (param) {
    if (param != "" )
    sessionScope.locationfilter = param;
    }

    引用元: Dec's Dom Blog :: Learning XPages Part 20 : Restricting The Repeat To A Single Category.

    というサンプルコードがあるのですが、Louts Notes/Domino 8.5に付属してくるディスカッションテンプレートにあるxpCGIVariables Script Libraryではcgi.getURLParam()というファンクションがないため上手く動きません。

    そこで、taskjam.netからTaskJam V1.0とうテンプレートをダウンロードしてもってきます。

    ここで、とても興味深かったのが、ブログで寄せられているコメントなんですが、

    There is also a MUCH easier way to get the parameter instead of including the script library (although it's probably good that you showed that).

    Use the global "context" JavaScript object:
    context.getUrlParameter("Location")

    という書き込みがあり、「context.getUrlParameter("Location")を使うともっと簡単にパラメータが取ってこれるよ」、と言っています。

    で、ブロガーのDec自身が

    I was thinking the exact same thing but have come to realise over the past couple of days that context.getUrlParameter() is not available in certain contexts, such as described above, and when programmatically getting the document id.

    と返事してます。

    実は自分も同じように

    context.getUrlParameter("Location")

    beforePageLoadイベントで使おうとしたんですが、なぜか値を取得しなくて、調べている内に彼のブログに辿り着きました。

    興味ある方は、TaskJam V1.0テンプレートのxpCGIVariablesを覗いて頂ければ分かるとおもうのですが、

    自分の結論としてはbeforePageLoadイベントでは

    context.getUrlParameter()

    はまだ値が格納されておらず、

    facesContext.getExternalContext().getRequest()

    には格納されている。

    ということにしておきました :-)(自分はIBMの人間じゃないので間違っている可能性大です><)

    さらに突っ込むと、同じコメント欄で

    パラメータを渡すようなことをしなくてもリンク元でsessionScopeを使って予め設定しておけばいいんじゃないの?

    というコメントも寄せられていて、

    実際、自分もそれをまず試したのですが、結論としては(自分の環境では)動きませんでした。

    リンクが同じデータベース内にあって、リンクをクリックされたとき、onclickイベントなどでsessionScopeを使って値を設定する場合は、正常に動作するとおもうのですが、

    自分の場合は、他のデータベースに貼ってあるリンクからジャンプさせていたので、onclickイベントでsessionScopeの値を設定しても、リンク先のデータベースではsessionScopeの値を取得出来ませんでした。

    ここで、悩んだのが、sessionScopeっていったい、どこの保存されているのか?

    これも、自分の憶測と断って書かせてもらうと、

    sessionScopeはUserがログインしている間保存されるが、その値自体は、定義したデータベースが持つ。なので、2つのデータベースで同じ変数のsessionScopeの値が違うということはありえる。

    ということです。 検証しようと思えば簡単なので、時間が出来たときにやってみたいと思います。もしくは答えを知っているかたがおられたら教えてください(><)