こんにちは、開発担当の米原です。

NotesDesigner, NotesClientsを使用していてこのようなことになっていませんか??

以前に「テクてくlotus技術者夜会」にてお話しした話なのですが、案外周りの人も知らなかったとのことですので

備忘もかねてブログに残します。

  • 開発行ってると、設計を選択しても表示されるまでに時間がかかる
  • だんだん反応が鈍くなり、最後には予期せぬエラーでDesignerが落ちる。。。
  • Notes Designer で開発行ってると、数時間後にNotes Designer がフリーズして使えなくなる

まずは使用中のメモリの状態を見てみましょう

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画面の下にメモリの使用状況がみれるようになります。
操作方法は以下の通りです。

  1. HCL Notes Designerを起動します
  2. 画面上メニューの「ファイル」を選択
  3. プリファレンスを選択
  4. 設定の一覧を選択
  5. ピープ・ステータスを表示のチェックをON

すると、画面下に使用メモリが表示されます。

256M中の60M」となっていますが、現在256Mbyte確保しているうちの60Mbyte使ってますとの意味合いとなります。

XPageなどで設計が複雑なものや、カスタムコントロールが多くある設計、タブを結構開くとだんだん仕様メモリが増えて限度を超えるとメモリの開放が間に合わなかったりして処理が遅くなったりします。

そのために、割り当てるメモリを設定するパラメータがNotes.iniに用意されています。

Notes.iniは通常は「HCL\Notes」配下にあるかと思われます。

Notesのバージョンは、V12.0.1からになります。

(設定例)

WCT_vmarg.Xmx=-Xmx2048m
 Notes/Domino Designers が消費するメモリの最大量

WCT_vmarg.Xms=-Xms1024m
 Notes/Domino Designers が消費するメモリの最小量を定義します。

WCT_vmarg.Xmca=-Xmca1024k
Notes/Domino Designers が最小量よりも多くのメモリを必要とするときに、メモリを増加させる単位となるブロックサイズを定義します。

 

詳細な設定等の情報はこちらにございます。
HCL Customer Support

 

ちなみに初期値は

WCT_vmarg.Xmx=-Xmx256m
WCT_vmarg.Xms=-Xms48m
WCT_vmarg.Xmca=-Xmca8k

となっています。

ご使用のマシンスペックと相談してメモリのサイズを変更してみましょう。
メモリをあまり積んでいないマシンでメモリ確保領域を多くとると別のシステムが動かなくなったり、余計遅くなったりするので注意が必要です。

それでは今回はここまでとします。

こんにちは、開発担当の米原です。

本日は最近XPages開発でハマった時のお話です。

現象

設計の編集などしていると、XPageとカスタムコントーロールの設計が開かなくなり
設計をクリックしても、下のようなエラー画面が表示され設計の中身が見れなくなりました。

設計は開かないが、生成したWebページは設計通りの画面が開きました。

設計

Xpage : xpTest001

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
  <xp:view xmlns:xp=”http://www.ibm.com/xsp/core” xmlns:xc=”http://www.ibm.com/xsp/custom”>
 <xp:this.resources>
  <xp:styleSheet href=”/test001.css”></xp:styleSheet>
  <xp:styleSheet href=”/test002.css”></xp:styleSheet>
 </xp:this.resources>
 <xc:ccTest001></xc:ccTest001>
</xp:view>

CstomControl : ccTest001

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<xp:view xmlns:xp=”http://www.ibm.com/xsp/core” xmlns:xc=”http://www.ibm.com/xsp/custom”>
 <xp:table styleClass=”tbl_001″>
  <xp:tr>
   <xp:td styleClass=”bk_001″>
    styleClass=”bk_001″
    <xp:inputText id=”inputText1″></xp:inputText>
   </xp:td>
   <xp:td>
   </xp:td>
   </xp:tr>
  <xp:tr>
   <xp:td></xp:td>
   <xp:td styleClass=”bk_002″>
    styleClass=”bk_002″
    <xp:inputText id=”inputText2″></xp:inputText>
   </xp:td>
  </xp:tr>
 </xp:table>
</xp:view>

style sheet : test001.css

.bk_001{
background:rgb(255, 0, 0);
}

.bk_002{
background:rgb(0, 256, 0);
}

.tbl_001 {
width: 90%;
text-align: center;
border-collapse: collapse;
border-spacing: 0;
margin: 50px 50px;
}
.tbl_001 th {
padding: 10px;
background: #e9faf9;
border: solid 1px #778ca3;
}
.tbl_001 td {
padding: 10px;
border: solid 1px #778ca3;
}

どこが原因だったのか

原因ですが

カスタムコントロールの ccTest001内でセットしている
styleClassに設定していました styleClass=”bk_002″ が原因でした。

.bk_002{
background:rgb(0, 256, 0);
}

すごい単純なミスなのですが、RGBの範囲ですが、 0~255 でして、256はダメですね。
今回はWebの画面もちゃんと、緑色も出ていましたので、なぜか設計のみ開くことが出来なくなる現象となりました。

エラー内容が表示されず分からない所だったので、初めはDBがつぶれたかと思い、
再度作成し直したりしたりと色々試行錯誤しておりました。

原因さえ分かれば大したことではないのですが、なかなかはまってしまいましたので、似た様な所でお困りの方がいましたら、参考にしていただければと思います。

設計が開かなくなったら、XPageならまずその中に含有されいるカスタムコントロールを疑い、簡易化しながらどこが怪しいか切り分けて、カスタムコントールに問題が無い場合はその中で呼んでるカスタムコントロールを除外や、今回の様にカスタムコントロール内で使用しているスタイルシートなどを疑っていくと原因が見つけやすいかと思われます。

あとですね、今回はNotesのV9で発生しておりまして、今回のブログを書く際に、V12でも試してみましたら、
何とちょっと画面がかわっておりまして、もう少しエラーが詳しく表示されていました。

エラー内容に

java.lang.IllegalArgumentException: Argument not valid
at org.eclipse.swt.SWT.error(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.SWT.error(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.SWT.error(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.graphics.RGB.<init>(Unknown Source)
at com.ibm.etools.xve.renderer.internal.style.CSSColorUtil.stringToRGB(Unknown Source)

CSSのRGBあたりに何かしら問題があるよ的なものがでていますね。
V12ならもしかしらすぐ解決できていたかもしれません。

NotesDominoも進化し続けているので、バージョンを上げる方がより快適に開発できそうですね。

今回はテスト的に単純な設計を作成してでしたが、
実際ハマった設計はもっと複雑なものでして数時間ハマりました。。。

参考にしていただければと思います。

それでは今日はこの辺で失礼いたします。

こんにちは開発担当の米原です。
今回は、日時をユリウス日(ジュリアン日)に変換しないといけないケースがありましたので、その時の備忘です。

ユリウス日(Julian Day、JD)とは

ユリウス暦紀元前4713年1月1日の正午(世界時)からの日数です。
ユリウス日は、日付が長期にわたり連続するため、日数計算やさまざまな暦の関連付けなど、幅広く使われています。

サンプルコード(XPages サーバサイドJavascript)


//ジュリアン日変換
function funcToJulianDay(p_year, p_month, p_day) {
    //月が1月または2月の場合、前の年の13月または14月とみなすみたい
	if (p_month <= 2) {
        p_year -= 1;
        p_month += 12;
    }
    var jDay = 0;
    var seireki = 0;
    var correct = 0;

    //指定された年の世紀部分
    seireki = Math.floor(p_year / 100);
    
    //400年周期での閏年の補正
    correct = 2 - seireki + Math.floor(seireki / 4);

    // 年を365.25日と見なし計算
  //基準年である紀元前4713年からの年数をプラス
  //月の部分を日数に変換(30.6001 を掛けることで、月の平均日数(約30.6日)を使って月数を日数に変換)
    //日の部分をそのまま加算   1524.5(基準日(紀元前4713年1月1日正午)との補正)
    jDay = Math.floor(365.25 * (p_year + 4716)) + 
	   Math.floor(30.6001 * (p_month + 1)) + 
			p_day + correct - 1524.5; 

    return jDay;
}
//呼び出し元サンプル(今日の日付を取得し変換)
function test001(){
	try{
		var year = 0;
		var month = 0;
		var day = 0;
		
		var dt:Date = @Today(); // 今日のの日時を取得してみる
		year = dt.getFullYear();
		month  = dt.getMonth() + 1;
		day = dt.getDate();
		var julianDay = funcToJulianDay(year, month, day);

		print("ユリウス日:", julianDay);
		
	}catch(e){
		print("Error in test001:"+e)
	}
}

参考にどうぞ。